最近のお仕事 10月2007年10月28日 17時29分04秒

ELLE japon
エル・ジャポン 12月号
*ELLE HOT 50という特集の中で、
ウェス・アンダーソン×オーウェン・ウィルソンの「ダージリン急行」をはじめ、ヴェネチア映画祭注目の3作品を取り上げてます。



この映画がすごい!
『ヴィーナス』レビューなど。
*ピーター・オトゥール主演のビター・スウィートなコメディ。以前ブログに書きましたが、
http://stonez.asablo.jp/blog/2007/02/26/1209684


オトゥールが演じるのは、19の女の子に恋をする老優モーリス。オトゥールには、ぜひともこれでオスカーをとってほしかった。必見!
ここではこの映画の素晴らしさを説明するよりも、名台詞を一つご紹介したい。


Maurice: For most men, the woman's body is the most beautiful thing they will ever see.
Jessie: What's the most beautiful thing a girl sees? Do you know?
Maurice: Her first child.


モーリス:男が人生で目にする中で、女性の裸ほど美しいものはない。
ジェシー:じゃあ女にとっては?
モーリス:最初の子供さ。


・・・これをどこで言うのかは、見てのお楽しみ。



『パンズ・ラビリンス』
劇場用プログラム
*特殊メイクアップでオスカーをとったダビド・マルディに電話インタビューしました。国際電話で英語でインタビューするのって緊張するのよね。
でも他では読めない話も聞けたように思うので、ぜひお手にとってみてください。

赤い壁2007年10月03日 04時57分43秒

レッドクリフ
先週、中国・河北省へ行ってきた。
ある映画の取材です。
関空乗り継ぎだったのだが、飛行機が遅れて、なんと9時間待ち。
行った先でも、波乱万丈、ビックリな出来事多数で、中国を実感。
よくスケールが違うって言葉を使うけど、中国に行ってから言え、と思いましたよ。
本当にものさしが違うからね、って永六輔かよ!





映画のロケ地は山奥なので、まるでウルルン状態。馬小屋みたいなトイレに入ると、砂に穴が10個くらい掘ってある。そこに直接するというわけ。でも砂って消臭効果があるせいか、それほど臭くはないのだよ。よく出来てるなあ、と後になって感心したけど、その場は驚いた。もちろん仕切りなんてないし、レストランですらトイレにドアが無い。最初はビックリしたけど、途中から慣れてしまった。われながら、どこに行っても対応能力があるぜ。って、単に大雑把なだけなんだけどさ。




帰りに数時間だけ北京に寄ったが、ドアがないトイレは街中にまだまだある。北京は約2年ぶりだが、開発がものすごくて、中心地はまるで未来都市のよう。河北省から数時間のバス移動で、まるで40年分くらいタイムスリップしちゃう感覚。やっぱ、本当にものさしが違うよなあ。尺貫法だしな。って、またまた永六輔かよ!
(くどい?)


ちなみに河北省のホテルには、小魚に皮膚の角質を食べさせるお風呂(日本のテレビでもよく紹介してた)があったのだが、男性専用だった。残念!

荷、帰る。2007年09月15日 23時55分39秒

昨夜遅く、ようやくスーツケースが届いた。
ご主人様より5日も長く、旅してきやがった。
カナダのトロントにいってたんだって。 (バンクーバーではなかったらしい)
あちらは寒かったらしく、中に入れていたカチョカバロがかびてなくて、一安心。
カチョカバロは、イタリアのチーズ。
ひょうたん型で、スライスして、焼いて食べるとうまいっす。

ベニスのブレイキング・ニュース!2007年09月13日 18時22分52秒

ジョニー・トーとワイ・カーファイ
特報!ってことで、
特出しの1枚。
ジョニー・トーと、イッセー尾形との超貴重な3ショット!











 









・・・ってのはもちろん嘘で、右は『マッスルモンク』の監督、ワイ・カーファイです。
2人の共同監督作『MAD DETECTIVE/神探』(大傑作!)が今年のベネチアのサプライズ作品だったのだ。
海外の映画祭では記念写真を撮るのがわりと普通なので、取材の際、私もここぞとばかりに撮ってもらっちゃいました。
2人のインタビューを載せてくれる媒体さん、募集中です。トー先生の取材、何度もしているんだが、なかなか需要ないんだよなあ。大天才なのに。


cinemacafe.netには、監督二人の写真を載せました。
(こちらは私が撮ったもの)
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2007/09/2453/index.html


実はこのすぐ近くに、ダニエル・ウー、チャン・チェン、スー・チーの『Blood Brothers』組もいたんだけど、こちらは取材できず。ダニエルは相変わらず、笑っちゃうくらいイケメンだった。しかしイタリアとは思えぬ光景だ。

ロスト・イン・トランスポーテーション2007年09月11日 01時09分05秒

リアルト橋
ようやく帰宅。しかし、ついにやられた。
ロスト・バゲージだ。
成田で待てども、待てども、荷物が出てこない。
ベネチアから乗って、フランクフルト、ソウルと2回乗り換えがあるから、心配してたんだけど、不安は現実に。
結局、私の荷物だけ出てこず、アシアナのお姉さんは平謝り。書類を書いて、手荷物だけでゲートを出る。


いやあ、長年海外旅行をしてるけど、ロスト・バゲージは初めて。ついに来たな、って感じ。これだけ飛行機乗っていて、今までなかったのがラッキーだったんだよなあ。
まあ、行きではなく、帰りだから、まだよかったけど。
それでもパソコンと免税店で買ったワイン以外は、ほとんどスーツケースに放り込んでしまったので、やっぱり困る。特にバッテリー系。デジカメもipodも、もしものために手荷物にしてあったから無事だけど、充電器やコードはスーツケースの中。
もし今週、取材が入ったら困るなあ。


その後、アシアナから連絡が入り、私のスーツケースはなんとバンクーバーまで行ってしまったことが判明。フランクフルト空港で一時的にシステムダウンがあったそうで、そのときに、私のバッグだけなぜかエアカナダの便に紛れ込んでしまったそう。数日中には帰ってくるようですが。
いやはや。
私はまだカナダに行ったことないのになあ。バッグくん、うらやましいぜ。


写真は、ベネチアのランドマークの一つ、リアルト橋。
空港への船を待つ間に撮ったのだが、この数時間後、スーツケースが行方不明になるとは知る由もなかったですわ。

venice film festival2007年09月06日 05時34分49秒

darjeeling limited
ただいまベネチア映画祭の取材に来ています。
レポートはシネマカフェに随時アップする予定。
ぜひご一読を。

シネマカフェ
http://www.cinemacafe.net/news/report/

ベニスから船に乗ってリドに着いた2007年09月03日 18時39分03秒

世界の北野、足立区のたけし。
先ほど、ベネチアのホテルで一緒に泊まっていた友人が日本へ帰り、今日から近くの安宿へ移動。
どちらの宿もベネチアの仲見世、サンマルコ広場から近いので、観光には便利なのだが、映画祭会場へは船に乗っていかねばならないのだ。



実は映画祭は、いわゆるベネチアの本島から船で20分ほどのところにあるリド島で開かれてます。リドは「ベニスに死す」の舞台となった島。しかし、そちらはホテルが少ない&高くて取れなかったので、船着場に近いホテルを取ったというわけ。
でも夕べは降りるところを間違えちゃって、どえらい目にあった。いや、別に怖いめとかにはあってないけどね。


写真は『監督ばんざい!』でレッドカーペットを歩く、たけしさん。
我が足立区の星は、ベネチアでも大人気。
世界の北野、足立区のたけし、ここにあり、という感じです。

そしてベニス2007年09月02日 23時45分40秒

ベニスことベネチアに来て、はや5日目。
いやあ、人と鳩が多くてビックリよ。もっと風情のある町だと思ってたんだけどさ。それに、暑くてたまらん。


着いて以来、ずっと取材&原稿書きに明け暮れているのだが、なかなかネットがつながらず原稿を送るのも、ほんとに一苦労。
ホテルはもちろん、プレスセンターも全然つながらない。実はとあるサイトで毎日ベネチア映画祭情報をアップすることになっているにも関わらず、前半はなかなか更新できず。
ようやく数本送り終わり、日記にも手が回るようになりました。


ネット事情は仕事に直結するだけに、かなりストレスがたまってるのだが、「それがイタリアよね」と納得することにしています。
郷に入れば、郷にしたがえってね。そういや、これってイタリアの格言だわな。


今日はブラピが会見したりと周囲は大盛り上がり。個人的には自殺未遂したオーウェン・ウィルソンの取材がキャンセルになってがっくりだが(はっきりいって、そのためにベネチアまで来たといっても過言ではないのに!でも命に別状がないようで何より)、ウェス・アンダーソンは予定通りインタビューをすることになってます。ウェスの「ザ・ダージリン・リミテッド」の試写は今夜見られる予定。


そんなこんなですが、案外楽しいよ。

なのにあなたはソウルへゆくの2007年08月28日 08時41分52秒

夕べ、ソウルに到着。


ANAマイラーの私としては、スタアラ系でもっともベネチアまで安く行けるルートを探したら、成田>ソウル>フランクフルト>ベネチア というパターンに行き着いた。


乗り継ぎ上、行きはソウルで1泊。ちょうど友達が出張で来ているので、泊めてもらい、これから空港に戻るところ。
12時半のアシアナでフランクフルトに向かい、そこでルフトハンザのベネチア行きに乗り換え。ベネチア着が深夜になっちゃうのよね。


初ベネチア映画祭であり、初イタリア。
なんだか緊張するなー。みなさまアドバイスがあればよろしくお願いします。

ざんがい2007年08月22日 03時28分46秒

またまた沖縄に来ているぞ。




 夕方、那覇空港に着いたら、目の前にボロボロになった中華航空機が!
事故から1日たっているとはいえ、なまなましくて、ぞっとしちゃったよ。事故機なんて、初めて見た。 機体が思ったより小さかったのが意外でした。





 到着ロビーにつくと目の前にこれがあるので、みんな写真とってましたね。私も含め、野次馬根性と言われればそれまでかもしれないが、やっぱり見たことのないものを見ると、興奮するのが人間のサガですな。DT君と一緒だな。



 それにしても、飛行機事故って、なぜか夏が多い気がする。御巣鷹山も真夏だったし。でも逆噴射は冬だったけ?って、あれは事故じゃないじゃん!

来週もベネチア(映画祭ね)に行くので飛行機に乗んなきゃいけないし、ちょっとビビッてます。何せお金を惜しんでソウル経由にしちゃったもんだから、乗り換えが多い多い。それだけリスクが増えるもんなあ。



 前日の事故を受けてなのか、私の乗った羽田発のANA便も、整備に時間がかかり、出発が20分ほど遅れたけど、遅れるくらい、ほーんと、なんでもないよね。無事に飛んでさえくれれば。っていうか、無事に降ろしてくれれば、って感じだな。今回の事故を見ると。