そしてベニス2007年09月02日 23時45分40秒

ベニスことベネチアに来て、はや5日目。
いやあ、人と鳩が多くてビックリよ。もっと風情のある町だと思ってたんだけどさ。それに、暑くてたまらん。


着いて以来、ずっと取材&原稿書きに明け暮れているのだが、なかなかネットがつながらず原稿を送るのも、ほんとに一苦労。
ホテルはもちろん、プレスセンターも全然つながらない。実はとあるサイトで毎日ベネチア映画祭情報をアップすることになっているにも関わらず、前半はなかなか更新できず。
ようやく数本送り終わり、日記にも手が回るようになりました。


ネット事情は仕事に直結するだけに、かなりストレスがたまってるのだが、「それがイタリアよね」と納得することにしています。
郷に入れば、郷にしたがえってね。そういや、これってイタリアの格言だわな。


今日はブラピが会見したりと周囲は大盛り上がり。個人的には自殺未遂したオーウェン・ウィルソンの取材がキャンセルになってがっくりだが(はっきりいって、そのためにベネチアまで来たといっても過言ではないのに!でも命に別状がないようで何より)、ウェス・アンダーソンは予定通りインタビューをすることになってます。ウェスの「ザ・ダージリン・リミテッド」の試写は今夜見られる予定。


そんなこんなですが、案外楽しいよ。

ベニスから船に乗ってリドに着いた2007年09月03日 18時39分03秒

世界の北野、足立区のたけし。
先ほど、ベネチアのホテルで一緒に泊まっていた友人が日本へ帰り、今日から近くの安宿へ移動。
どちらの宿もベネチアの仲見世、サンマルコ広場から近いので、観光には便利なのだが、映画祭会場へは船に乗っていかねばならないのだ。



実は映画祭は、いわゆるベネチアの本島から船で20分ほどのところにあるリド島で開かれてます。リドは「ベニスに死す」の舞台となった島。しかし、そちらはホテルが少ない&高くて取れなかったので、船着場に近いホテルを取ったというわけ。
でも夕べは降りるところを間違えちゃって、どえらい目にあった。いや、別に怖いめとかにはあってないけどね。


写真は『監督ばんざい!』でレッドカーペットを歩く、たけしさん。
我が足立区の星は、ベネチアでも大人気。
世界の北野、足立区のたけし、ここにあり、という感じです。

venice film festival2007年09月06日 05時34分49秒

darjeeling limited
ただいまベネチア映画祭の取材に来ています。
レポートはシネマカフェに随時アップする予定。
ぜひご一読を。

シネマカフェ
http://www.cinemacafe.net/news/report/

ロスト・イン・トランスポーテーション2007年09月11日 01時09分05秒

リアルト橋
ようやく帰宅。しかし、ついにやられた。
ロスト・バゲージだ。
成田で待てども、待てども、荷物が出てこない。
ベネチアから乗って、フランクフルト、ソウルと2回乗り換えがあるから、心配してたんだけど、不安は現実に。
結局、私の荷物だけ出てこず、アシアナのお姉さんは平謝り。書類を書いて、手荷物だけでゲートを出る。


いやあ、長年海外旅行をしてるけど、ロスト・バゲージは初めて。ついに来たな、って感じ。これだけ飛行機乗っていて、今までなかったのがラッキーだったんだよなあ。
まあ、行きではなく、帰りだから、まだよかったけど。
それでもパソコンと免税店で買ったワイン以外は、ほとんどスーツケースに放り込んでしまったので、やっぱり困る。特にバッテリー系。デジカメもipodも、もしものために手荷物にしてあったから無事だけど、充電器やコードはスーツケースの中。
もし今週、取材が入ったら困るなあ。


その後、アシアナから連絡が入り、私のスーツケースはなんとバンクーバーまで行ってしまったことが判明。フランクフルト空港で一時的にシステムダウンがあったそうで、そのときに、私のバッグだけなぜかエアカナダの便に紛れ込んでしまったそう。数日中には帰ってくるようですが。
いやはや。
私はまだカナダに行ったことないのになあ。バッグくん、うらやましいぜ。


写真は、ベネチアのランドマークの一つ、リアルト橋。
空港への船を待つ間に撮ったのだが、この数時間後、スーツケースが行方不明になるとは知る由もなかったですわ。

ベニスのブレイキング・ニュース!2007年09月13日 18時22分52秒

ジョニー・トーとワイ・カーファイ
特報!ってことで、
特出しの1枚。
ジョニー・トーと、イッセー尾形との超貴重な3ショット!











 









・・・ってのはもちろん嘘で、右は『マッスルモンク』の監督、ワイ・カーファイです。
2人の共同監督作『MAD DETECTIVE/神探』(大傑作!)が今年のベネチアのサプライズ作品だったのだ。
海外の映画祭では記念写真を撮るのがわりと普通なので、取材の際、私もここぞとばかりに撮ってもらっちゃいました。
2人のインタビューを載せてくれる媒体さん、募集中です。トー先生の取材、何度もしているんだが、なかなか需要ないんだよなあ。大天才なのに。


cinemacafe.netには、監督二人の写真を載せました。
(こちらは私が撮ったもの)
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2007/09/2453/index.html


実はこのすぐ近くに、ダニエル・ウー、チャン・チェン、スー・チーの『Blood Brothers』組もいたんだけど、こちらは取材できず。ダニエルは相変わらず、笑っちゃうくらいイケメンだった。しかしイタリアとは思えぬ光景だ。

荷、帰る。2007年09月15日 23時55分39秒

昨夜遅く、ようやくスーツケースが届いた。
ご主人様より5日も長く、旅してきやがった。
カナダのトロントにいってたんだって。 (バンクーバーではなかったらしい)
あちらは寒かったらしく、中に入れていたカチョカバロがかびてなくて、一安心。
カチョカバロは、イタリアのチーズ。
ひょうたん型で、スライスして、焼いて食べるとうまいっす。