ロンドン、お盆、ニューヨーク2006年08月16日 04時00分25秒

そういや、♪ミューンヘン、サッポロ、ミルウォーキー・・・ってビールのCMソングがあったなあ。それとはまったく関係なく、1週間を振り返る。

ロンドン。
7日から10日まで、2泊4日の強行軍でロンドンへ行ってきた。
詳しくは書けないが、例の魔法使いの映画の取材です。
成田に着いてから気づいたのだが、帰りがあと1便遅かったら、テロ未遂騒ぎでヒースローで足止めをくい、大変だったらしい。危ういところでした。
しかし、危ういことは、別にあった。
なんと間抜けなことに、飛行機の座席にPCを置き忘れてしまったのだ!うちに帰る途中の車内で気づき、大慌てでJALに電話すると、無事預かってくれてるとのことで、一安心。トンボ帰りで、成田へ戻る。いやあ、日本の航空会社って、さすがだわ。前にもANAで、機内販売で買ったネクタイをそのまま座席に置き忘れたのだが、ちゃんと預かっていてくれたし。ともかく、大事な商売道具を置き忘れるなんて、どうかしている。猛省。

お盆。
出張前にした別の取材の原稿を徹夜で仕上げて、そのまま一睡もせずにジャッキーの実家へ、お盆の手伝いにいく。
ジャッキーの家は石屋さん。市営霊園の入り口にあるので、お盆やお彼岸になると、お墓参りのお客さんが、花や線香を買いにどっと押しかけるのだ。今年は土曜が雷雨だったので、昨日の日曜がピーク。暑さと睡眠不足でヘロヘロになりながら、なんとか1日花売りをこなす。手桶を洗ったり、休憩していくお客さんにお茶だしをしたり、結構な肉体労働だ。
お彼岸のほうがさらに忙しいのだが、お盆は暑いのがつらい。でもみんなえらいよなあ、この暑いのにちゃんとお参りに来るんだもん。私なんて、先月、12年ぶりに祖父の墓参りをしたよ。紺屋の白袴、ですな。

ニューヨーク。
こちらは行ったわけじゃないよ。
今日は、ニューヨークの友達マサさんが初めてプロデュースした映画「Cats of Mirikitani」の試写へ行った。その後、一時帰国中のマサさんを囲んで、Kちゃんらと飲む。
映画はホームレスの画家だった日系人ジミー・ミリキタニさんの姿を追うドキュメンタリー。見事、5月のトライベッカ映画祭では観客賞を受賞した。
当初、カメラは路上で絵を描く彼の姿を追っていたが、映画は思わぬ方向へ動いていく。9.11が、こんなかたちで人々の人生を動かしたのか、と思うと非常に感慨深い。断っておくけど、決して暗い映画ではないよ。ジミーと監督のリンダのやりとりは、たくまざるおかしさがあって笑える。
とてもいい映画だったので、今度詳しく書こうと思う。
ちなみにミリキタニは「三力谷」と書く。広島の苗字だそうだ。