アッと驚くタメゴローな1日 ― 2006年04月13日 23時55分07秒
今日は本当にタメゴローな1日だったなあ。
午後、恵比寿のホテルで、テリー・ギリアムに取材。
新作「ローズ・イン・タイドランド」についてのインタビューだが、実はずーっとモンティ・パイソンがらみで気になっていて、しかしあまりにバカバカしくて人に聞けない疑問があった。
ここから先、自分は常識的だ、と思う人は読まないでくださいね。
それは、スパム・メールの語源にもなったといわれる、くだらないことの代名詞、モンティ・パイソンのスパム・ギャグについて。レストランでスパムをひたすら連呼する有名なスケッチは私も大好きだし、スパム缶そのものもよく食べる。しかし、問題はそこではありません。
(まだここでも引き返せるから、常識的な人はこの先は読まないでね。)
このネタは、『モンティ・パイソンのスパマロット(SPAMALOT=スパムがいっぱい)』として、ブロードウェイミュージカルのタイトルになり、トニー賞も受賞しているので、ご存知の方も多いでしょう。
http://www.montypythonsspamalot.com/
で、このタイトル、そして元ネタの歌であるSPAM A LOTには、もう一つ、下品な意味もかけてあるのでは、とずーっと思っていたのよ。
(はい、これが最後の忠告ですよ。常識があるなら、ここでやめておきましょう。もし読んでも、私のことを下品だと非難したり、スパムメールを送るのはやめてくださいね。)
ようするに、
スパム!スパム!スパーマロット!と叫んでいるのが、sp*rm a lot に聞こえなくもない、ってこと。sp*rmがたくさんて、すげえなあ、中学生かよ、って引っ掛けてるのかと。
SPAMがたくさんで、SP*RMがたくさん、って、くだらなさが倍増するな、うっしっしっと思っていたわけです。発音は違えど、駄洒落なのかな、とね。
しかし、パイソンズ本にもそんなこと書いてないし、やっぱり私だけがそう思っているのかしら、という疑問も。あまりのくだらなさに、恥ずかしくて人には聞けずに今日まで来てしまいました。
ホテルへ向かう道すがらも、ずーっとこのことを聞こうか、やめようか、と悶々としちゃいましたよ。掲載誌は健全な女子のための雑誌だから、こんなこと聞いても書けないし。
そこで同行者の下井草さんに事前に聞いてみると、彼も同様に思っているとのこと。おいおい、恥ずかしくて聞けない、とか言いながら、聞いてるじゃん。
しかしせっかくだから、TGご本人に確認することにした。
普段、インタビューを英語ですることもあるのだが、このくだらない質問を英語でTGにメンと向かって聞く勇気がなかったので、通訳さんを介することにした。幸い、よく知っている方だったし。
でも、よくよく考えたら、恥ずかしい質問こそ、通訳さんを介さないほうがいいだろーが。風邪で鼻がつまり、まったく思考能力を欠いてました。
で、ギリアムの答としては、そんな下品な意味はかけてないそうです。あっさり否定されちゃったよ。
だいたい、意気込んで質問すると、こんなもんなのよね。いやあ、私の脳ミソってかなり下品に出来ていることが今更ながら判明。
ギリアム本人は、とてもいい人で、話も面白かったです。長年のパイソン・ファンだが、メンバーに会ったのはこれが初めて。感慨深いものがあったけど、ろくなことを聞かない私であった。まあ、よくも悪くも、私が下品なモノ書きになったのは、この人たちの影響がかなりあるんですが。あ、ギリアムは下品な人じゃないよ。
そんな感慨に耽りながら、帰り道、ヤングさんたちとタクシーに乗っていたのだが、なんと赤坂警察署のまん前で、そのタクシーがおカマをほっちゃった。
いやあ、ほんとにアッと驚くタメゴロー。
ゆるゆると、まるでスローモーションのように前の車にぶつかったのだが、その間ずっと「アーーーーッ!!」って叫んじゃったよ。 まるで『宇宙戦争』のダコタ・ファニング。うざい。
幸い誰も怪我はなかったけど、あるんですね、こんなこと。本当にキモを冷やしました。
これを我々の世界では、「赤坂見附の中心でアッと叫ぶ」と呼びます。
セニョール、セニョリータ、長文失礼しました。グラッチェ!
追記
SPAMは、正しくは発音がspae'm,
Sp*rmは、spэ':(r)mとなるから、駄洒落にしても、ちょっと強引だったみたいね。私の頭は、日本人のオヤジギャグ脳、または中学生男子になりきっていたようで、英語の勉強になりましたよ。アメリカ生活してたのも、かれこれ10年近く前だしなあ。少しブラッシュアップしないといかんね。 巨匠TGには、想像力が旺盛なのはいいことだ、って慰められた(気のせいか?)けどさ(笑)。
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