ハイそれまでョ2007年03月30日 05時20分46秒

ハイそれまでョ
今思えば、これって無常の歌だよなあ。


植木等さんは僧侶の息子。根が真面目なので「スーダラ節」を歌うのに抵抗があったが、父上が「わかっちゃいるけどやめられない、は親鸞の教えに通じる」と言われて吹っ切れた、というのは有名な話だけど、「ハイそれまでヨ」もまさに仏教の無常の教えだなと思う。

延命措置をとらないこと、密葬にすること、を生前言い残していたとのこと。かっこよすぎだ、植木さん。

もの心ついた頃から、C調で無責任で、かっこいい植木さんが大好きだった。

しんみりしたことを書くのは好きじゃないし、亡くなったショックで日記を書く気が起きなかったのだが(でも隅田川の桜を見ながら「タイミングにC調に無責任」って思わず歌ってしまった)
、今日追悼放映された「日本一のホラ吹き男」で大笑いしちゃったので、書くことにしました。

「ハイそれまでヨ」が流れる「ニッポン無責任時代」をやってほしかった気もするけど、これは我が家で週末にでも追悼上映することにします。
初期のクレージーの映画はかなり笑えるよ。でも小林信彦に言わせれば、植木さんの面白さは、1に舞台、2にテレビ、3が映画だったそうだ。
私の世代が、シャボン玉ホリデーを見られた最後の世代か。
それでも、後期しか見られなかったわけだが。

お会いしたこともないけれど、こんなに喪失感があるとは。
それだけ、笑わせてもらった、楽しませてもらった証拠なんだと思う。
不世出のエンターテイナー、植木等。無責任男は永遠だ!