Blogなるものを、女もしてみむとてするなり。2005年10月16日 03時46分43秒

白い歯きらめく、ビョンホニー (10月8日)
 ようやくBlog開設しました。タイトルは、『アパートの鍵貸します』の原題に、自分のイニシャルをかけてみたのですが、あっさりしすぎかな? ちなみに石津は旧姓&ペンネームのため、本名のイニシャルは、A.A.なのだ。
 それにしても、「男のすなる日記~」という土佐日記の一文を完全に思い出せず、調べちゃったよ。ほんと、「私の頭の中の消しゴム」は日々巨大化してるなあ。それが、このblogをはじめる最大の理由なんですが。
 映画を観ても、旅行に行っても、すぐ細かいことを忘れちゃうので、記憶がビビッドなうちに、いろいろ書き留めていくつもりです。

初回特典として、先日取材に行った、釜山映画祭でのビョンホニーの笑顔をアップしてみました。白い歯がまぶしすぎる!

では今後、よろしくおつきあいくださいませ。

釜山映画祭に行ってきた! 12005年10月16日 21時53分30秒

ドンウォン君、アン・ソンギ先生、イ・ミョンセ監督
 
 10月6日から11日まで、釜山国際映画祭(PIFF)の取材に行ってきた。釜山訪問はこれが3回目、映画祭取材は去年に続いて2回目になるけど、今年は10周年記念ということで、ゲストの面子もかなり豪華に。
 まず6日にヨット競技場で行われた開会式には、イ・ビョンホンをはじめ、カン・ドンウォン(「オオカミの誘惑」)、チャ・テヒョン(「猟奇的な彼女」)といった日本でも人気の韓国スターに加え、妻夫木くん、ジャッキー・チェン、チャン・チェンなどなど。去年はオープニング作品「2046」の主演スターであるトニー・レオンが開幕式に登場したけれど、やっぱ、今年のほうがメジャー感高し。

 あ、もちろん女優さんも来てましたよ。ただ、「刑事 Duelist」のハ・ジウォンは、共演者のドンウォン君と一緒に開会式には来てたのに、10日の舞台挨拶には欠席。理由は「仕事で日本に行った」だって。NHK-BSで始まる「チェオクの剣」の宣伝かね? でもドンウォン君は釜山出身ということもあり、舞台挨拶やその後の屋外ステージでの挨拶でもえらい人気ぶりでした。 しかし、劇場でのファンの熱狂ぶりは、ブッキーのほうが上だったかも。

 「春の雪」は7日に釜山劇場で上映されたんだが、女子中高生が舞台に殺到(正確にはここの映画館には舞台がないので、平場挨拶なんだけどね)。私たち取材陣ですら、身の危険を感じるほどだったから(首から提げてたプレスパスがどこかに行ってしまうほど揉みくちゃにされたし)、ご本人はさぞかし驚いたはず。でも、とても感激してた様子でした。
 なんで女子高生とわかるかというと、制服姿の子が目立ったから。彼女たちが「さとしー、あいしてるー」とか「かわい!」とか叫ぶんですが、たまに「ジョゼー!」って叫ぶ子がいたのが、おかしかった。

釜山映画祭に行ってきた! 22005年10月17日 03時56分58秒


 韓国第二の都市である釜山。かなりの大都市で、映画祭は海辺のリゾート地・海雲台(ヘウンデ)と、中心地の南浦洞(ナンポドン)の2箇所で開催されている。この二つの街は結構離れていて、地下鉄で50分くらいかかる。途中、乗り換えもあるから、移動には苦労した。

 写真は、海雲台のビーチ沿いに作られた映画祭のテント。映画祭カフェや、映像関連団体のブースになっているわけですが、確か去年はなかったと思う。ここらへん、かなりカンヌを意識している感じ。周辺には、イ・ビョンホンと妻夫木くんが対談をしたパラダイスをはじめ、マリオット、ウェスティン、グランドなどの高級ホテルが並んでいて、俳優や監督はだいたいこのいずれかに泊まってます。私が泊まったのは、ここから歩いて10分くらいの、安モーテルだけど。モーテルの写真、撮っとけばよかったなあ。すっかり忘れてた。日本でいうラブホなんだが、韓国ではビジネスホテルを兼ねているので、予約もできるし、LANケーブルがあってネットもできる。結構、便利でした。

ちなみにカンヌは2005年10月18日 01時15分04秒

カンヌのビーチ2004年

こんな感じ。
写真は2004年の映画祭時にとったもの。
適当に撮ったので、いまいちわかりにくいですが、
この逆方向にも、白いテントがずらーっと並んでいて、各国のブースになってます。

祝!千葉ロッテ、優勝。 されど、達川。2005年10月18日 02時35分55秒

ロッテ優勝、おめでとう! 現在、千葉県民なので、やはり素直にうれしい。
特に今年は巨人の体たらくぶりが目だったからな。
シャンパン&ビールかけをテレビで見ながら、我が家では、発泡酒で祝杯をあげました。うちの同居人プチ・ジャッキーは、生粋の千葉県民でマリーンズ・ファンクラブにも入っているほどの大ファン。日本シリーズのチケットをなんとしても取るぞと息巻いてます。先行予約抽選ははずれちゃったので、電話予約に賭けるしかないんだが、つながるのかね? 去年の西武×中日は満員にならない日もあったらしいが、虎ファンは関東にも多いからなあ。

各局で優勝インタビューをやっていたが、「すぽると!」のインタビュアーは達川。
あいかわらず「あんた、最低打率だったな」などなど、言い捨てまくり。達川節炸裂で、笑った、笑った。全然、めでたそうじゃないんだもん。

その達川が、奥田民生ちゃんも出てる「カスタムメイド10・30」という映画に声の出演をしてる。映画は、奥田民生の出身地である広島が舞台で、達川はラジオ子供相談室の回答者という設定。
質問にキレてあの口調がどんどんエスカレートしていくところでは大笑いしたんだが、周りはしーんとしてた。ほとんどの人が、声の主が達川だとわからなかったらしい。確か、名前を名乗らなかったと思うし。実際、何人かに聞いたところ、気づいていなかった。というより、達川が誰かがわかっていないのよ。

私は広島ファンでもなんでもないが、ちょっと意外だったな。広島出身では衣笠、山本ほどメジャーじゃないにしろ、達川は一応、監督も経験しているし、そこそこ知名度があるかと思ったが。誰か、達川の物まねする人もいるよね? 『達川やけどねー』ってやつ。
野球解説者って、基本的には声しか流れないから、口調に特徴があるとすぐに覚えるよね。でも、それ以前にみんな野球中継を見てない&聞いてない。こんなところにも、野球離れが出ているんだわな。

最近のお仕事2005年10月18日 04時02分02秒

下で奥田民生ちゃんの話を書いたのですが、先日取材をしました。
現在発売中の「TITLE」11月号(文藝春秋)に、載っています。
「カスタムメイド10・30」に主演した木村カエラちゃんとの対談です。
このときは長い対談をまとめるのに、ちょっと苦労してしまい
(それなのに夏休みをしっかり取って沖縄には行ってしまった~)、
編集さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りて、お詫びします。
でも、なかなか楽しい内容になってますので、興味があればご一読を。

このほかに、現在発売中のものでは、

「チャーリーとチョコレート工場」 劇場用プログラム
「男優倶楽部」秋号 キネマ旬報社
「この映画がすごい!」 宝島社

などに書いています。こちらも、ご興味があれば、手にとってもらえるとうれしいです。

釜山映画祭に行ってきた! 32005年10月19日 04時21分29秒

ナンポドンのPIFF広場

こちらはナンポドンのPIFF広場。
期間中は映画会社などのブースが並び、昼間は非常なにぎわい。ポスターや紙袋などの映画グッズがタダでもらえるんだから、当たり前だわな。お酒やシャンプーなど商品のサンプリングもさかん。屋台も出ているし、本当にお祭り気分。
ちなみにブースの屋根が低いのは、閉店中なため。中に小さい人が入っているわけではありません、念のため。

日本シリーズのチケット2005年10月20日 23時01分03秒

釜山から帰国以来、ずっと締め切りに追われていたが、ようやく今朝がた全部の原稿を入れ終えた。
これでしばらくは、締め切りなしの生活。ふー。
今日は同居人プチ・ジャッキーの会社も定休日。
先行予約抽選ではずれた日本シリーズのチケットを取るため、ふたりで朝から電話をかける。
千葉マリンスタジアムでの開催は、1、2戦と、6、7戦。
ようやく10時40分すぎにプチ・ジャッキーの電話がかかったけれど、すでに売り切れ。がっかり。
明日キャンセル分の発売があるらしいけど、難しそう。
これはやっぱりテレビ観戦になっちゃうのかな。


午後は、ヒルトン東京ベイのデザート・ブッフェへ。
http://www.hiltontokyobay.jp/whatsnew_restaurants/baylounge_pie.html
ここは特に予定のない日の定番コース。
家から車で30分程度で行けるし、サイトにあるクーポンを使えば、コーヒー、紅茶付きで2000円とお得。甘いもの大好きな私の欲望を満たすのはもちろん、サンドウィッチなどの軽食もあるので、プチ・ジャッキーもお気に入り。

今月はパイ・フェア。パンプキン・パイがおいしかった。
定番のケーキやワッフル、クレープもあるが、いつもより種類が少なかった気もする。私の好きなタルトタタンもなくて、残念。
軽食はピザやパニーニもあり、なかなか充実していた。
でもこの二つ、具が一緒だった気がする・・・ちょっと味に変化をつけてくれると、うれしいのにな。
とか言いながらも、かなり食べたんですが(^^;)。ごちそうさまでした。

舞浜のホテルとはいえ、平日はわりと静かだし、大きな窓と、吹き抜けがあるので、開放感もあって寛げる。おすすめです。

オーランド・ブルームは稲垣吾郎ちゃんだった!?2005年10月21日 23時11分18秒


21日は久々にUIP試写室へ。大好きなキャメロン・クロウの最新作『エリザベスタウン』を観る。
http://www.e-town-movie.jp/

事前にクロウ監督のメッセージビデオを見せられたのだが、もうこれだけで、ウルウルきてしまう。とはいえ、クロウが亡き父の故郷を訪れたときの体験を基に書いた物語なのだが、決して悲しい話ではないし、笑いもたっぷり。なのに映画が始まると、前半から、もうウルウル。

その理由は後述するとして、映画は仕事で挫折したオーランド・ブルームふんするドリュー(1000億円の損害を会社に与えてしまうのだ)の再生の物語。彼が試みる自殺の方法がなかなかお間抜けで、自嘲気味なナレーションは『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンを思わせる。
「失敗と大失敗はまったく違う。失敗は取り返しがきくが、大失敗は天地を襲う災厄だ」(はっきり覚えてないけど、こんな感じ)とかいかにもレモンが言いそうなフレーズで、このあたりはビリー・ワイルダーを敬愛するクロウらしい。

黒髪(おそらくこれが彼の地毛)のオーリーは、なんと稲垣ゴローちゃんにそっくり!
今までコスチュームものが多かったから気づかなかったけど、この二人、ちょっと奥目がちなところや、びくついたような表情、あごのライン、天然パーマの具合など、くりそつじゃないか。もうひとつ、体に対して腕が長くて、ちょっともてあまし気味のところとかも。
いやあ、オーリーも好きだけど、ゴローちゃん大好きな私としては、意外な発見に映画とは別な部分で萌えまくってしまった(笑)。あ、オーリー=吾郎説は、あくまで私見です。

そしてクロウいわく「積極性のカタマリ」のようなスチュワーデスのクレアをキルスティン・ダンストが演じているのだが、これがいいのよ。一歩間違えると、うざったい女の子なんだが(客のオーランドに好意を持ち、何かと世話を焼いてくる)、これを決して美人ではないキルスティンが嫌味なく演じている。
クロウの描く女の子は、とんでもなく前向きな子が多いのだが、きっと監督の女性の好みなんでしょうな。こういう女の子を好きな人が、私は本当に好きだ。あはは。つまり私もどちらかというと、そういうタイプなんで。クレアのように逆ナンはしないけど。
でもさ、こういう女の子は現実には疎まれる場合も多いわけよ。それはたぶん、単に前向きなだけではない、余計なお荷物がいろいろくっついているからなんでしょうが。ま、私はもう女の子じゃないし、キルスティンのように可愛くもないけど。おっと、自分語りになってしまった。

映画に話を戻すと、こういうクレアみたいな子は、他の映画だとヒロインの親友になっちゃう。それをヒロインにする、クロウの女性観というのが、とても好きなんだよな。キルスティンも美人ではないが(くどい)すごくキュートで、『スパイダーマン』のMJより、数段魅力的に見える。キャメロン・クロウが描く、楽天性という皮で繊細さという餡を覆った女の子、つまり大福ちゃんの持つ複雑な旨みがうまく出ている。あ、私はもちろん塩大福が大好きです。やっぱり、ちょっと塩辛くなくちゃね。餡は絶対に粒餡でお願い。
スーザン・サランドン演じるドリューの母なんざあ、もっと塩が効いていて、これまた魅力的。クロウが女系家族に育ったであろうことが、よくわかる。
オーリーは、泣き顔がいいね。そのへたれっぷりに心をつかまれた。顔は吾郎ちゃんに似てるのに、いつの間にかクロウにも見えてきてしまう。
ちなみにクロウの妻は、元ハートのナンシー・ウィルソン。ウィルソン姉妹の妹のほう。彼女が音楽監督を担当しています。トム・ペティをはじめとした選曲もいい。

ということで、今年の私のベスト3入り、決定!
(あと2本は『ミリオンダラー・ベイビー』と『ライフ・アクアティック』)

日活ロマンポルノで昭和に浸る2005年10月23日 22時31分15秒

この土日は、今月から続々とDVD化される日活ロマンポルノに関する取材。
これが面白かった。
まず土曜日は本郷の日活本社で『桃尻娘』について、当時助監督として故・小原宏裕監督についていた、児玉高志監督にお話をうかがう。
詳しくは、年末に出る特集本にて。児玉監督はとてもお話がうまい。
現在、東京工芸大・映像学科の教授だそうだが、それだけでなく、どことなく学校の先生っぽい雰囲気。と思ったら、やはり教員免許を持っているそうです。

『桃尻娘』は1978年=昭和53年の春公開。当時まだ小学生だった私でも知ってるほど話題になった。
まあ、うちはスポーツ新聞を取っていたから、日活の広告をよく見てた、っていうのもあるんだが。
原作は橋本治。映画にも1シーン出演しているんだが、これが今見ると(おそらく当時見ていたとしても)、かなり笑える。
あの独特の口調で、金沢のアンノン族御用達の喫茶店の店員を演じ、場をさらってます。
要するに、おかまっぽいということなんだが。
当時はまだゲイなんて言葉は(日本では)なかった。でも、おかまキャラが人気を集め始めた時代だった気がする。確か、おすぎとピーコがテレビに出始めたのも、この頃じゃなかったっけか?
映画の予告編も橋本氏がナレーションを手がけていて、こちらもかなり笑えます。

公開当時にもちろん映画を観ていたわけではないが、橋本治の演じている姿には見覚えがある。
当時の久世光彦演出のドラマに出ていた気がするんだけど。うろおぼえですが。
イラストレーター時代に『時間ですよ・昭和元年』や『せい子宙太郎』のタイトルバックを手がけていたそうだから、ちょこっと出てたのかな?
でも検索しても、出演についての記述が見つからない。

ところで今回、日活本社が本郷に移転していることを初めて知った。
本郷といえば、東大。
橋本治の出身も、東大。
駒場祭の「とめてくれるな、おっかさん」のポスターで有名になった橋本氏の、作家デビュー作が『桃尻娘』だったというわけです。